プレミアリーグ労働許可証の条件とは?


プレミアリーグでプレーするためにはビザ労働許可証が必要になります。

過去に三笘選手がこれをとるためにベルギーリーグのクラブへレンタル移籍になりました。

今回は労働許可証をとるのに必要なことを紹介書いていきたいと思います。

労働許可証とは?

非EU国籍の選手がプレミアリーグでプレーするためには外国人労働許可証を取得することが求められます。

この労働許可証を得るには以下に記載した3つの厳しい規定をクリアしなければなりません。

  • FIFAランキングが50位以内の国の選手であること
  • FIFAランキング30位以内の国の選手は過去2年間の自国フル代表としての公式戦出場率が30%以上であること(21歳未満は過去1年間)
  • FIFAランキングや代表出場歴に関係なく、移籍金1000~1500万ポンド(約19億5000万~29億円)以上の市場価値のある選手であること

(2022年の段階で日本は30位以内をキープしています。

なので過去2年の間に行われた国際Aマッチの出場数が全体の60%を超えればいいのでA代表に呼ばれて定期的に出ているくらいの選手なら問題ないみたいです。)

 

この3つの規定をクリアしていない場合は、FAが発行するGBE(Governing Body Endorsement)を取得しなければいけません。

 

このGBEは、以下の6つの項目から考慮されます。

 

  1. A代表:国際試合出場数
  2. クラブチーム:リーグ出場時間
  3. クラブチーム:コンペティション出場時間
  4. クラブチーム:リーグ順位
  5. クラブチーム:コンペティションでの勝ち上がり
  6. クラブチーム:所属リーグの格

この6つの項目からそれぞれポイントが付与され、合計15ポイント以上に達すればGBEを取得することが出来ます。

 

まず1のA代表出場数について

FIFAランキング21~30位の国では、Aマッチ出場数が

  • 50~59%で10ポイント
  • 40~49%では9ポイント
  • 30~39%では8ポイント
  • 20~29%では7ポイント
  • 20%以下は0ポイント

となります。

次にクラブチームの試合での活躍

 

FAの規定では、リーグや国際カップ戦のレベル分けに「バンド」という言葉を用い、

このバンド分けにより与えられるポイントの要件が変わってきます。

バンドは1~6までに分けられていて、バンド分けは以下の通りです。

バンド1:プレミアリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエA、リーグアン

コンペティション:UEFAチャンピオンズリーグ、コパ・リベルタドーレス

 

バンド2:プリメイラ・リーグ(ポルトガル)、エールディビジ(オランダ)、ファースト・ディビジョンA(ベルギー)、シュペル・リグ(トルコ)、チャンピオンシップ(イングランド2部)

コンペティション:UEFAヨーロッパリーグ、コパ・スダメリカーナ

 

バンド3:ロシア・プレミアリーグ(ロシア)、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル)、プリメーラ・ディビシオン(アルゼンチン)、リーガMX(メキシコ)、プレミアシップ(スコットランド)

コンペティション:バンド1・2以外のすべての国際カップ戦

 

バンド4:ファースト・リーグ(チェコ)、ファースト・フットボール・リーグ(クロアチア)、スーパーリーグ(スイス)、ラ・リーガ2部、ブンデスリーガ2部、ウクライナ・プレミアリーグ、ギリシャ・スーパーリーグ、カテゴリア・プリメーラA(コロンビア)、MLS(アメリカ)、オーストリア・ブンデスリーガ、デンマーク・スーペルリーガ、リーグ・ドゥ

 

バンド5:スーペルリーガ(セルビア)、エクストラクラサ(ポーランド)、プルヴァリーガ(スロヴェニア)、プリメーラ・ディビシオン(チリ)、プリメーラ・ディビシオン(ウルグアイ)、中国スーパーリーグ(中国)、アルスヴェンスカン(スウェーデン)、エリテセリエン(ノルウェー)

 

バンド6:バンド1~5以外のすべてのリーグ

 

Jリーグはバンド6になっているので、JリーガーはA代表クラスの選手でないとプレミアリーグに直接移籍することはできないということになっているみたいです、三笘選手がベルギーへレンタルされたのはこういうことだったみたいですね。

 

この先プレミアリーグへ移籍する日本人選手が増えていくと思うので今回色々調べてここに書いておきました。

もっと詳しい細かいところがあればどんどん追記していきたいと思います。

 

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